2018.06.15 Friday 09:05

「チューン・イン」そのものについて

掛札先生、本日は大変ありがとうございました。


三千万語の格差の肝の部分はTune inだと感じました。とすると、乳児、3歳未満児のTune in、どういう風に彼らが世界に意識を向けていくのか、と言うメカニズムが気になるところです。


アメリカの小児科医アリソン.ゴブニック博士が書いた、哲学する赤ちゃんと言う本があるのですが、それによると乳幼児期の周囲に対する注意の向け方は、大人がライフルのように無駄を省き一直線に注意を向けるのに対して、ランタンの灯火のように、全体的にぼやっと注意を広げていることが多いと言います。

 

確かに、赤ちゃんは風に揺れている花を見ていたかと思うと、飛んできた鳥にさっと注意が移り、隣で音がすればそちらに注意が向かいます。情報をとにかくランダムに取り入れ、少しずつ、統計的に処理をしていのではないかと、その著者は述べています。

 

とすると、三歳未満児へのTune inは、ぼやっとした全体的に広がる彼らの注意に対して行うことが多くなるはずで、talk moreをどう展開していったら良いのだろうと思いました。

 

また、Tune inは、大人対子どもの間だけのものではなく、子ども対子どもの関係においても、しょっちゅう起きています。子ども同士では、そこに豊かな言語が伴わない場合が多いのですが、Tune inは子どもの方が上手かもしれません。

大人から見れば、取るに足りないもので、よく取り合いの喧嘩とかをしています。
子ども同士の関わりから、子どもの心情が見える時もありそうだと思いました。

 

しもたか


Comment:
2018/06/16 9:09 PM, 掛札逸美 wrote:
 しもたか先生、子どもが外界に注意を向けていくプロセスは、生後直後以降、赤ちゃんの視覚が育ち、他の感覚が育っていく過程としてすでに科学的には明らかになっていると思いますが、日本語の世界では違うでしょうか…?

 生まれ落ちた直後は、すべてが「なにこれ?」なので、当然、あちこちに注意が向くことになると思いますし、「これはなんだろう…」で注意が一定程度、続く場合もあると思います。
2018/06/20 7:34 PM, しもたか wrote:
零歳児を見ていると、あちこち注意が行くときもあれば、ピアジェが言うように、小さな科学者のように、熱心になにかを確かめている姿もあります。熱心なにかをしているときは、余計な声がけは却って行動を妨げるようにおもいます。
トークモアは、集中現象が起きていないカジュアル?なときに行った方がやりやすい気がしまず。
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